燃やせるごみ

神になりたい人のブログ すげえ短い小説書いたりしてる Twitter@hasegawa_scond

アズールレーン始めた

受験クソ舐めクソ野郎なのでアズールレーンを始めてしまった。落ちたら首でも吊ろう。

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ロング・アイランドちゃんがカワイイなと思ったので育ててる。なんか別絵が用意されてたり進化(改造)が出来たり(※普通はできない)といろいろ優遇されてるみたいなので多分人気。

どうでもいいけどこれ服どうなってんだろ。

 

ゲーム性はそんなに悪くなかった、シューティングゲーム的な。普通に面白い。こりゃ流行るわけだ。ただ序盤でもちょっと難しいので後半はかなりの難易度になると思われる。詳細なゲームの流れは省くけど、暇な人はやってみるとハマっちゃうかも。

 

黄色いレインコート

 雨がザアザアと降る夜のことです。哲郎は傘もささずに濡れたまま、道路の端っこをテクテク歩いておりました。車が後ろからやって来ては、端に溜まった泥水を跳ね上げ、また濡れてしまうのでした。

 

 それはいつもの事でした。哲郎は傘を持っていないので、移動中に雨が降れば、びしょ濡れになり、雪が降れば、頭の先っぽが真っ白になるのです。今日も同じように、びしょ濡れになったまま歩き、明日風邪をひかないよう祈って、そして寝るだけなのです。そう思っていました。

 

 無心でテクテクと歩いていると、突然、目の前の街灯がパッと強く光って、世界が真っ白になってしまいました。哲郎は驚き、素早く目をつぶって、少し経ってから開くと、次の瞬間には何事もなかったかのように、どす黒の空が口を開けております。放心状態のまま突っ立っていると、また後ろからやって来た車に泥水をはねられ、びしょ濡れになってしまうのでした。哲郎はなんだか急に、ひどく腹が立ってきて、この気持ちをどこにぶつけてやろうかと辺りを見回すと、なんとすぐ後ろに、真っ黄色のレインコートを着たおじいさんが、立っているではありませんか。それに全く気づいていなかったので、今度はひどく驚いてしまい、声も出せないほどでした。足はガクガク震え、目の焦点が定まりません。奥歯はガチガチと鳴り出し、今にも失神してしまいそうです。

 

 「やあやあ、若者や。君の拳は飾りかね。怒りたいなら怒るといい。悲しいのなら、泣けばいい」

 見兼ねたおじいさんが、優しい声でそう言いました。それで少し落ち着いて、それから3回くらい深呼吸をすると、もういつも通りになりました。ばつが悪そうにそっぽを向いて、そして素っ気なく答えました。

「僕の権利は、没収されてしまいました。暴力を振るう権利が、泣く権利が、僕にはもう無いのです。毎日毎日、ひたすら歩いて、この街に貢献することが、僕の生きがいであると、そう決められてしまいました」そう言い終わると、くるりと振り返って、また歩き出します。おじいさんは気の毒に思って、

「それなら、私のレインコートをあげよう。雨に濡れるのは辛いだろう? それくらいはしたって、いいじゃないか」と言いながら、ついて行きます。

 哲郎はテクテク歩いまま答えます。

「ダメです。それは認められていません。僕には傘や、カッパや、それに類いする物を所有する権利が与えられていないのです。もしそんな事をしたとバレた日には、僕の命なんて、蝋燭についた火みたいに、簡単に消し飛んでしまうでしょう。優しいおじいさん。どうか僕の為に、そんな事を言わないでください。死ぬくらいなら、ひたすら歩き回って、この街の、あの美しい電灯世界に貢献したいのです」

「そうか、そうか。君は優しいのだね。君みたいな、優しい若者のおかげで、私達老人は生きていけるんだ。本当に、ありがとう」

 おじいさんはそう言うと、追いかけるのをやめました。

 

 次の瞬間、また街灯がビカっと光って、世界が白くなり……いつも通りの時間が始まりました。哲郎は止まる事なく、歩き続けていましたが、突然立ち止まって、大きくため息をつくと、ゆっくりと後ろを振り返りました。黄色いレインコートを着た人影は、もうありません。その代わりに、傘もささずに歩いている、何十人もの若者達がいるのでした。

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三途の川

 死んだ。死んでしまった。

 なんという事だ。人生とは時に非情であるなあ、もう終わったけど。

 

 ジャリっと足元から音がした。無意識のうちに足を踏み出していたらしい。ふと顔を見上げると川岸にいた。辺りには霧が分厚く立ち込んでいて、対岸はまったく見えない。この川を渡れば天国に行けるのだろうか。

 

「や、お客さん。おいでおいで」

 

 右耳の方から、男のしわがれた声が響く。川の向こう側へ連れていってくれるかもしれない。右へ十歩半程度歩くと、そいつの、薄汚れた藍色の着物が視認できた。しかしながら、なぜか顔だけは靄がかかってよくみえない。

 

「なんで顔が見えないんですか」

「顔が見えると面白くないからね」

「どうして僕をお呼びに」

「なに、君を向こう岸まで送ってやろうと思ってね」

 

 それはありがたい。長いこと、こんな霧の濃いところにいたんじゃ頭がおかしくなってしまうだろう。さっさと天国にいって満ち足りた生活がしたい。

 

「じゃ、お言葉に甘えて。どうやって向こうまで行くんですか」

「そこに船が浮かんでいるだろう。あれに乗って行くのさ」

「ずいぶんオンボロな船、いや、イカダだ。こんなんじゃ、すぐ波にとばされちゃいそうですが」

「ははっははっはっは。問題はないよ、さあ乗りたまえ」

 

 ずいぶんと気色悪い笑い方をするやつだ。顔はわからないが、古臭い着物といい、時代遅れのへっぴり腰といい、おそらくお爺さんだろう。

 

 ジジイに急かされてささっと船……いや、およそ船とは呼べない代物に乗り込む。僕の座ったところだけ、少し波に沈みこむ感覚が、心地よかった。

 

「あー、これは良いですね」

「だろうだろう、ではいってらっしゃい」

 

 そう男が言うと、船は勝手に動き出し、川の向こう向こうへと僕を追いやって行く。すぐに視界は白で包まれた。

 

「え、あなたも乗るんじゃないんですか」

 

 相手からの返事はない。まるで僕の声が、深い霧に遮られてしまったかのような感覚だった。

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